徒然草

日常徒然やTwitterじゃ足りなく、文章にするには短い萌をツラツラと書き殴る予定。生まれながらの腐女子。只今、YGO海表再熱中。 HPではYGO→海表。pixivでは進撃→リヴァエレ。ヒロアカ→轟出。K→猿美。東京喰種→平有。青エク→メフィアマ。黒バス→原花、高緑、木宮、紫氷、水金、諏佐今など書いてます。 固定CP派。

俺のターン2お疲れ様でした!

先日の参加された方はイベントお疲れ様でした。
当方、初参加で諸事情ありぼっちと言う超無謀なサークル展開で辛すぎでしたがお隣のスペースの方々がみなさん良い方で(´;ω;`)本当にありがとうございました!
また、スペースにお立ち寄り下さった皆様本当にありがとうございました!
正直、一冊も売れないのにこんなに刷るんじゃなかったと着いてから後悔で吐きそうでしたが完売致しました。
ただ、ご満足いただけるか非情に不安で
ご縁あって購入させていただいた聖典を拝見していましたら…‥凄く、萌える///
っと感じつつ改めてうちの海馬瀬人は余所様に比べて気持ち悪いことに気付いてちょっとショックを受けました_(:3」 ∠)_

どうか、私の海表を嫌いに思っても海表の事は嫌わないで下さい・゜・(つД`)・゜・
歪んでいるのは私の性癖です(殴)
基本的にうちの海表昔から付き合ってるんで海馬くん遊戯に対してデレ全開なんで‥‥絶対遊戯に貴様とか言わない…‥高校生の時はまだツン入ってるので言ってた時期もあったけど成人済みではもうデレしかない。遊戯は逆に落ち着いてきた感じになってるような。
私がヤンデレ好きなのでどちらか基本ヤンデレベースなんです。海表の場合は海馬くんがヤンデレ強めで遊戯のこと死ぬほど好きでいてくれないと困る(何)
自分は好きだけど、やっぱり原作から見るとちょっとあれだな…‥と考えさせられました。
今後、サークル活動は未定ですがサイトの方はぽつぽつ更新していきますのでお口に合えば生暖かく見守っていただけると幸いですm(__)m


同日、タワレコにてアクキーリベンジに行きました。
初回の10回はもう…‥圧倒的敗北。
と言っても通常海馬2体…‥違う、そうじゃない。
そして迷いに迷ってもう10回して中身を見ずこれで打止め!と池袋に戻ってから開封したところ
カフェ海馬2体やっと来ました!!!
友達と何回も握手しましたよ…‥本当に、諦めないで良かったです。凄まじいお金の使い方しましたけどオクで買うより全然いい!やはり自引きが一番達成感があります(о´∀`о)
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通常海表もカフェ海表も揃ったし全種類コンプリート!!良かった(´;ω;`)
ら、来週はアニメイト遊戯王カフェ…‥。
戦わねば。俺の誇り…‥そして魂!!!
そっちも海表揃いますように…‥。

俺のターン2

やっと製本出来ました~

コピー本ですが、二冊だせて良かった( ;∀;)

まさか海表で、オフするとは思わなかった…‥。

支部の方にサンプルアップしましたが、コピー本って上げなくても良かったのかな…‥。

サークルは初めてなんですがボッチってどうやって時間潰せばいいのか今からドキドキです(´Д`)

猿美脳によるロスモワ舞台ざっくり感想※閲覧注意

※猿美・ホモ思考脳目線です。

※所々記憶違いがあります多分。

※役者さんファンの方にとって不愉快な感想があるかもしれません。気になさらない方は閲覧下さい。

 

 

 

 

 

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23日は暑すぎずいい気候!

舞台1回目の頃と違ってパンフや物販が完売だらけじゃなくてよかったです。でも11:30ぐらいには仁希個人は無かったです残念(´Д`)

でも猿美出たので良し!!!

本編ですがまず、主要キャラの方々の声がガラガラ。

昨日頑張ったんだな…‥声張ってるもんなと思いながら見ていると何だか今日はみんな台詞噛んでた(笑)

猿比古がなかなかしっかり噛むから思わず笑っちゃいました。宗像も美咲も噛んでたけど疲れてんだな…‥。前回の舞台はこんな噛んで無かったよ。

半分?公演終わったって挨拶の時に美咲が言ったら猿比古すごく嬉しそうでした。

本当にお疲れ様ですm(__)m

舞台なので脚本が変わっているのは仕方ないんですが、猿比古の看病しに美咲が訪れると言う恋に落ちる音がする胸キュン猿美シーンで、まさかの美咲がパイナップル雑炊を作らないパターンに困惑。でも、今度は作ってやるから~と去ろうとする美咲に猿比古が、美咲!と初めて名前で呼び、今お前名前でよんだか?と美咲は驚きながらも嬉しそうに去って行くと言う別パターンの胸キュン猿美青春物語をぶっこんで来てくれました。本当に有難う御座いました\(^o^)/

けれど、ちょっと気になったのは後半で流とモニター越しに対峙する時に雑炊にパイナップルを入れたがるお友達は~のくだりメールのやりとりしてないじゃん??何で見てる設定なの?あれか?次の日も仁希いたしやっぱり良くならなくて美咲がもう一回行ってパイナップル入りの作ったの??その感想メールしたの??付き合ってるの??って猿美BBA混乱。とりあえず、ありがとうございます!!!

あとは、2人が同棲し始めた時の「此処には盗まれていいものは何もない」ってフレーズは個人的に原作を読んで、猿比古の視線だと思ってたんだけど舞台では美咲が言っててやっぱり、猿比古の心の声にして欲しかった。

全体の内容はとっても、ロスモワでした。

今回一番心に突き刺さったのはアヤちゃんが、もっと早くそうしていれば美咲くんに猿比古を取られなかったの?って自問自答しているシーン。

三次元でされるとキツイ。

ごめん…‥何があっても猿比古にとって美咲がオンリーワンなんだよ。例え先にアヤちゃんが猿比古すごいです!!!って目をキラキラさせてもきっと美咲に取られちゃう運命なんだよ、すまんな…‥もう和解後に美咲のママに挨拶しに行くんだよ。

2人が結ばれる裏で恋に破れて悲しんでいる少女がいると思うと胸が痛い(途中から壮大な勘違い)

あと今回はオープニングで踊らず、なんだかアニメのオープニングみたいな感じでカッコよかったです。

そしてアイドルK。

の、前に弁財と秋山コンビが前説を。弁財がめっちゃアクティブで秋山が関西人だった(笑)

アイドルKの盛り上げ方のルールを教えてくれました。

秋山が、アイドルだから思わずキャー!!とか出ちゃうかもしれませんがいいんです!!!言って下さい!!と言って弁財が何故かその練習したい!!!と言って何是か秋山が眼鏡持ってて猿比古になりきってましたが、猫背過ぎておじいちゃんみたいになってました(笑)あと言った台詞がミィ→サァ↑キィ↑で、ああ…‥やっぱり猿比古の台詞=美咲なんだと思うと宮野マジ罪深い。

そして弁財がバク転を披露してくれたんですが、着地失敗。怪我なくてよかった…‥。

その後のアイドルK。クロがキャラソン歌ってキラキラしてるなか、バックで踊る弁財から視線が外せなかった。国防コンビキャラよすぎ(笑)で、映像のシロ登場。

クロの単独ライブのはずが、赤青も歌うことに。

しかも歌がアイドルKじゃなくてキャラソン。ビックリしましたが盛り上がりました。

もちろん踊るんですが…‥。何故だろう、猿比古のキレッキレのダンスが何故か気持ち悪い(笑)原因は解らない…‥。美咲はもう、可愛いかった…‥嫁は可愛かった!!!(何)

舞台オリジナルとして尊と宗像の赤と青のコリジョン?と言うデュエットを歌ったのですが、2人ともあんまり歌は上手じゃないみたいですね。いいんです、中の人の片方も苦手ですから。猿比古が一番上手に聞こえました。あと全員で歌うオリジナル曲もありました。アイドルKのライブは本編とは違って本当にライブって感じで楽しかったです( *´艸`)

最後の挨拶二回目?では何かファンサービスを入れてくれようでクロがコメントしてた時に美咲がそっちに気を取られている時に猿比古が半笑いで美咲の背後にぴったりとくっついていたのですが、気付いた美咲になにやってんだよ!みたいな事言われても相変わらず猿比古無言(笑)でも美咲がコイツ本当に俺のこと好きなんですよ~って言ったら笑顔だった。尊が舞台上でイチャイチャすんなよ!!って言ったらしてねぇよ!!!って返していましたが、してました。BBA見ました(笑)

舞台の尊って美咲の事好きですよね、なんかTwitterとか見ると好きなんだなって感じる。いや、私は猿美からは動きませんが(何)

双子ちゃんや塩津ファンの方にとっては物足りないかもしれませんが、ロスモワとしてはすっきりと解りやすい内容でまとまっていて素敵な舞台だと思いました(*^-^*)DVD予約しなきゃ!!!

 

弓桃が可愛いと叫びたい※ネタバレ画像有り注意

 

弓桃のおまんじゅうが可愛すぎて震える

まさかこんなものにハマるとは…‥。

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弓桃おまんじゅうもこもこにくるんだら余計可愛かった

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桃李の右目は弓弦にすりすりされる為にウィングしてるんだよ( *´艸`)

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今回のイベントはお休みできると思ったのに課金不可避。

てか弓桃の私服のダサさしゅごい。

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私服はアレだけど今回のカードの弓桃可愛すぎぃ(*´Д`)

もう完全に若夫婦じゃないですかー!!!

可愛い妻がはしゃぐ姿をニコニコしながら眺めてる夫にしか見えない!!

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本当に弓弦は桃李のことなんだと思ってるの?

最終的に囲い殺そうとしてるでしょ?

言うても一個しか年齢違わないのよ?

…‥いいヤンデレですね!期待しています!!(何)

元ヤン毒舌ヤンデレ執事とか役満ですね(●^o^●)早く個別のストーリーも開けちゃいたい。けど今はイベントが辛すぎる…‥。まだまだ始めたばかりで弱いので、課金する為に働かなきゃ(震え声)

匙の猿美ごとネタバレと言うよりは猿美妄想

K二期アニメお疲れ様でした!

12話で猿美復縁、13話でシロクロ入籍とおめでたい事ばかりでしたね!!!

正直、思ってた以上にあっさり平和に終わってビックリです。

そして、猿美クラスタがざわめいた匙さんですよ!!!

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表紙からして猿美の予感しかしなかった!!!

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ただのカップルです。本当に有難う御座いました。

そしてご注目いただきたい。

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この眼鏡をかけてカレシ面してる人の手元をご覧ください(何)

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なんだか見覚えが…‥。

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ど、同棲してた時の鍵…‥?

よく見たらちょっとパイナップルの下が違う?

新しいパイナップル?

と、言うことは新しい部屋の鍵?

パイナップルの持ち主は恐らく美咲

しかし、鍵を持ってるのは美咲じゃなくて猿比古

つまり

復縁からの…‥同棲?( ゚Д゚)

おめでとうございます!!!

ありがとうございます!!!!猿美カップル復縁からの同棲です!!!(ノД`)・゜・。

ガチでこれで猿美が付き合ってないなら何も信じられない(*_*)

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猿比古さん顔変わってますよ…‥。美咲の食べカスを手で拭っているその顔は慈愛に満ちていた( ;∀;)

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(美咲はパン食べる前に何食べたん?)

こんなイチャイチャしてる二十歳の男友達なんて見た事ないよ…‥。

付き合ってるか猿比古が惚れてる以外の何物でもない…‥。

そして絶対猿比古はこのまま美咲の顔についた食べかす自分で食べるんだ。そしてその指を舐めるんだ…‥ど、同人誌みたいに!!!

あの顔は絶対、美咲可愛い…‥。ああ、食っちまいたい(ハァト)みたいな顔だよ。美咲…‥おとなしく食われて下さい(*´Д`)

本誌のインタビューではユカコ氏が、もしかしたら今後この2人の未来を描くかもね★みたいなこと言ってて…‥。猿美が同棲からの結婚のお話しなら全力で待ちますが、着地点怖い(T_T)

応募者全員サービス1600円のポストカードのこ新規イラストも猿美ですが

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やっぱり猿美は何処かしら体が触れあってるね。

お互いがお互いを求めているんですね、わかります。

美クラスタのみなさん、アニメは終わりましたが猿美課金は終わりません…‥お互い頑張りましょう(震え声)

あんスタ沼と言うか弓桃沼に落ちた

※前回、今回イベのネタバレ画像や小説のネタバレが若干ありますのでご注意下さい。

 

 

そんなつもりなかったのに…‥。

たまたま始めた時のイベントが修学旅行…‥。

弓弦、マジ桃李主義で全くタイプじゃないお顔2人にもう沼(笑)

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桃李可愛すぎるから甘やかしたくなるの解るけど多分全部弓弦が悪い

 

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猿美を差し置いて弓桃痛バ作ってふふふってなってる

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まだ始めたばっかりだけど完全に観賞用。

てかもう弓桃ノマカプにしか見えなくない??

ドラマCD聞くまでは弓弦って坊ちゃま♡坊ちゃま♡

みたいなイメージだったけど案外鬼畜なスタンスでビックリしました。

まだ2人のストーリーもメインストーリーも全部見てないので(´Д`)

怒りの課金しても桃李が全く出ない!!!fine限定くじ出して下さい運営様…‥。課金します!!お約束します!!!(何)

小説はとりあえず二冊かって弓桃揃えましたが全体的にカード強くないしイベはキツイ…‥。

弓弦の好きな物靴=坊ちゃまからのプレゼントだけど今年は鞄貰ったらしいじゃん!!!鞄も追加だね!!!

ほんとにヤンデレで主従とか美味し過ぎです本当に有難うございました(ノД`)・゜・。

小説の最後にちょろっとfineの記述がありますが、弓弦は坊ちゃまが入学する時に転入したのかな。なんか入学前はヤンキーみたいな感じの表現でしたよね。髪長くて縛ってってロックな服装ってなんか曲的にUNDEADとか好きそう。坊ちゃまの為に転入。服装や見た目も学校に合わせて今の感じにしたとしたら偶に出る毒舌は納得。

絶対、あれだ桃李の悪口とか言った奴は校舎裏でボッコボコにするタイプだ。何かあっても姫宮家の権力で握り潰せるし。でも殆ど全て暴力で握り潰してそう。

と言うか、桃李に関しては弓弦もそうだけど全体的に桃李を甘やかせすぎ。愛され過ぎ( *´艸`)

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手ぇ繋いでくれるんだって!!!優しい

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一個違いだけど確かに子供扱いです。本当にあry

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桃李パパ…‥。絶対弓弦を離した方がいいよ。弓弦が全部悪いよ。弓弦絶対光源氏してるよ(何)

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だから光源氏計画ですってば!!!

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ピュアッピュアやぞ!!!16歳でこれは罪深い!!!戦犯伏見弓弦すぎる。

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敬人までメロメロってすごいよね!!小説だと過保護な親のようにって記述がありますが桃李の過保護な親多すぎぃ!!

 

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まあ、誰よりも過保護でメロメロなのは弓弦ですけどね。

転校生ちゃんと坊ちゃまが仲良くしてるのも内心気に入らないし、英知とか敬人に構われてるのも気に入らない、クラスメイトと仲良くなるのも気に入らない。

桃李は弓弦弓弦って自分を求めなきゃ許さない。けど、我儘で甘えたな坊ちゃまって周りには言って自分は振り回されてるんですよアピールしちゃう弓弦のずる賢こさ好き(*´Д`)計画的ヤンデレ

飴と鞭の使い方が抜群だから桃李コントロール100%!!!だからもし桃李が反抗期と言うか自立心がガンガン出て来て弓弦なんていらないみたいな事言われたりされたりしたら号泣しそう。それみた桃李はドン引きしつつ優しい子だからボクが悪かったよとか言っちゃって結局弓弦の計画通りになりそう。

ああ…‥弓桃の罪深さにころされそう(*_*)

 

 

愛され伏見君の誕生日(猿美)

 

「伏見君、誕生日おめでとうございます」

 

「…‥どうも、で室長この書類なんですが」

 

「プレゼントを差し上げようかと思いますのでこれを見て選んでください」

 

「気持ちだけで結構なんでこの書類を」

 

「伏見君、選んで下さい。今すぐに」

 

「チッ…‥何でですか?」

 

「時間は限られているのです。さあ、早く選んで下さい」

 

 

 

差し出されたカタログのようなものを渋々受け取ると、その中身は何十人もの女の顔写真が載せられていた。

 

 

 

「室長…‥なんすかこれ。風俗のカタログですか?」

 

「いえ、伏見君のせっかくの誕生日ですから誕生日プレゼントとして今日一日を豊かにしてくれる恋人レンタルを」

 

「結構です。で、話を戻しますが」

 

「伏見君、君だってたまには甘えていいのですよ」

 

「室長、今忙しいの解ってますよね?そういうの本当に迷惑なんで」

 

「ですから、あえての息抜きですよ。今日は半休で上がって下さい。淡島君には伝えてあります。さあ、1人ぐらいタイプの女性がいるでしょう」

 

 

 

そう言って笑う宗像の目が笑っていない。

こんな時はもう何を言っても無駄だと悟った伏見は大きな溜息を吐き、ページを捲る。

よりによってこんな面倒な上にウザったい事をしやがって。

唇を噛み締めながらそれを眺めていると、あからさまにおかしいのが1人いた。

そして、その意味を理解して思わず脱力した。

 

 

 

「…‥室長。なんでこれにコイツがいるんですか」

 

「おや、吠舞羅の八田美咲君ですか。アルバイトですかね?」

 

「そんなワケあるか!!!いい加減にして下さいよ…‥」

 

「で、決まりましたか?」

 

 

 

決まりましたかじゃねぇよ。

喉まで出かかった言葉を飲み込んで、じゃあコレでと八田の写真を指さす。

すると宗像がわかりました、と手を叩くと秋山と弁財に連れられてげんなりした顔の八田がやってきた。

 

 

 

「では、伏見君。良い1日を、八田美咲君、宜しくお願いします」

 

「はあ…‥」

 

「いや、美咲おかしいだろ?何でお前抵抗しないんだよ?!」

 

「こちらはきちんと契約をしているのですよ」

 

 

 

宗像が掲げた書類には草薙とアンナのサインが入っている。

伏見は八田の様子をチラリと横目で見たが、何だか酷く気落ちしているようだ。

その後にもう一度先ほどのカタログを見てピンと来た。

 

 

 

「…‥これ全部美咲ですよね」

 

「おや、バレましたか。流石、伏見君です」

 

「あからさまな加工じゃなくて上手い具合に少しずつ加工して他人にしてやがる…‥これやったの榎本ですか?」

 

「いえ、緑のクラン全面協力です」

 

「アンタ何やってんだ?!」

 

「ささ、早くいってらっしゃい」

 

「いや、ちょっと待て!!今俺達が誰のせいでこんな目に!って秋山、弁財離せ!!!」

 

 

 

決して視線を合わせない部下2人に無理矢理室長室から出され、茫然としていると項垂れていた八田が顔を上げた。

 

 

 

「あーもう俺は腹くくるぞ!!猿比古、どうする?」

 

「どうするじゃねぇよ馬鹿。お前はとっとと巣に帰れ!!」

 

「帰れるか!!草薙さんに日付変わる前に帰ってきたら許さねぇって言われてんだよ!!それに…‥あの写真バラ撒かれたら俺は…‥」

 

「ああ、あの一人女装ごっごか」

 

「やめろぉぉぉぉ言うな!!!忘れろ!!!」

 

「…‥はぁ。とりあえず、寮に戻る」

 

「お、おう。俺は…‥どうしたらいい?」

 

「関係者以外立ち入り禁止だけど…‥もう知るか。来い」

 

「わかった」

 

 

 

仕方なく一緒に寮に向かう。

そして着いた先で寮を見た八田が足を止めた。

 

 

 

「あ?どうした」

 

「青服なのにこんなボロッちいとこ住んでんのか?」

 

「女子寮は立て替えてあって部屋に冷暖房も付いてるがこっちはこんなもんだ」

 

「俺のアパートより酷ぇな…‥よくお前耐えてんな」

 

「チッ…‥とっとと行くぞ」

 

 

 

軋む階段を上がりシミだらけの廊下を行くと、伏見の部屋に着いた。

ん、と促され八田が部屋に入るとまるで生活感の無い室内に思わず苦笑した。

二段ベッドとパソコンが置かれたデスク以外は目ぼしいものは何もなかった。

 

 

 

「お前らしいってか…‥」

 

「はあ?」

 

「…‥二段ベッドわざわざ上で寝るのめんどくね?」

 

「別に…‥人の勝手だろ」

 

 

 

着替える伏見を横目に八田は床に腰を下ろす。

古めかしく、狭い室内。

キッチンもトイレも風呂も無い。昔2人で住んでいたあの部屋の方がよっぽどマシだ。

薄汚れた天井から無地の壁を通り過ぎて閉じたカーテンに目をやる。

カーテンの向こうにある窓からはどんな景色が見えるのだろうか。

 

 

 

「…‥美咲?」

 

「ああ…‥着替えたか。で、どうする?」

 

「あー…‥そう言えば飯食ってない」

 

「じゃあ何か食い行くか?焼肉とかか?」

 

「ってもここんとこまともに飯食ってないからな…・・肉なんて食ったら吐きそうだ」

 

「相変わらず不健康なことしてんな」

 

「お前と違って寝る間も無いくらい仕事が忙しいからな」

 

「んだと?公務員なんてキリキリ働いてりゃいいんだよ!!!…‥っとそうじゃねぇ、じゃあ…‥うーん。あっ!!久々にチャーハン作ってやろうか?」

 

「あのパイナップル焼き飯のことか?」

 

「おう!お前だって昔は食ってただろ?」

 

「それは…‥あの時はそれ以外に食うものが無かったから仕方なく食っただけで別に好きじゃないし」

 

「嘘つくなよ、お前はダメなものは絶対ダメな奴だってのは知ってんだかんな!!ほら、台所どこにあんだよ?行くぞ!!」

 

「マジかよ…‥」

 

 

 

八田に腕を掴まれ、伏見は引きずられるように部屋を出た。

その後ろ姿を眺めていると、ふと過るいつの日かの記憶と重なり思わず舌打ちが出た。

共同の台所には勤務中の為か、人気は無かった。

材料なんてあるだろうか、買い物に付き合わされるなら買い溜めしている栄養補助ゼリーの類の方がよっぽどましだと思いつつも伏見はそれを口に出さなかった。

そんな伏見の気もしらず、八田はまるで我が家の物のように不躾に冷蔵庫を開ける。

 

 

 

「おお!!スゲー結構いいもん入ってんじゃん!ご飯は…‥冷凍のストックが結構あるしイケるな!!」

 

 

 

喜ぶ八田を尻目に伏見は眉を寄せる。

この冷蔵庫に入っていると言えば、誰かの飲みかけのペットボトルや名前の書かれたプリン程度だ。

思わず冷蔵庫を開けてみる。

その中には自分が初めてこの寮に来た時から一度も見た事の無いほどの充実した食材がびっしりと詰め込まれていた。

 

 

 

「チッ…‥絶対仕込みだろこれ…‥」

 

 

 

こうなる事はきっと想定内だったのだろう。

そして、事前にチャーハンに使いそうな材料を用意して入れておいたに違いない。

絶対に、だ。そうでなければ冷蔵庫の中にパイナップルの缶詰が入っているはずがない。

冷蔵庫を閉め、本日二度目の深い溜息を吐くとテーブルに突っ伏した。

 

 

 

「ん?どうしたサル。眠いのか?」

 

「…‥別に」

 

「すぐ出来っから待ってろよ!!」

 

 

 

八田はそう言って腕まくりをすると、料理を作り始めた。

具材を刻む包丁の音、油の熱せられた音、漂う香ばしい匂い。

そして、フライパンを振る八田の姿。

全てが、懐かしい。

あの頃と全てが違うのに、あの頃と同じように料理をする八田の思考が解らなかった。

まあ、馬鹿の考えている事なんて解らない。

解りたくもなかった。

それを解ってしまったらきっと、俺は自分を許せなくなると思った。

 

 

 

「うっし!完成」

 

 

 

美咲が俺の目の前にチャーハンを置いた。

匂いは悪くない、見た目はパイナップルがメインの焼き飯だ。

スプーンを取りおずおずとそれを口に運ぶ。

変わらない味だった。

焦げたネギも噛むと甘くて熱い果汁が出て来るパイナップルも、醤油と塩胡椒の効いたご飯も、あの頃のまま。

変わったのは、俺達の関係だけだった。

無言でチャーハンを掻き込む伏見を眺めながら八田は思わず噴き出した。

 

 

 

「そんながっつかなくても誰もとんねーよ」

 

 

「あ?…‥別に、腹減ってるだけだし。相変わらず果汁でべちゃっとしたチャーハンなんて俺は認めない」

 

「食いながら文句言うんじゃねぇーよ!!てか胃は平気なのかよ」

 

「…‥今んとこ」

 

「まだあるけど食うか?」

 

「ん…‥」

 

 

 

最後の一口を頬張ると伏見は空になった皿を差し出した。

コイツ、どんだけ飯食ってなかったんだよ。

若干同情しながら八田は残りのチャーハンを皿によそった。

二杯目のチャーハンを食べている伏見を見て、青服に入ってから食太くなったんだな。

そう思うと何故か少しだけ寂しいような気持ちになった。

 

 

 

「…‥食い過ぎた」

 

「だろうな、ほら水」

 

 

 

伏見に水の入ったグラスを手渡すと空になった皿を洗う。

やたら昔の記憶がちらついて胸が苦しい。

もう戻れないあの頃が、嫌に鮮明に横を通り過ぎていく。

なんて、きっと俺だけだろうな。

洗い物を終えると、視線を感じた。

ゆっくりと視線を動かすと気怠そうな視線とぶつかる。

 

 

 

「んだよ」

 

「別に」

 

「次は?」

 

「無い」

 

「無いって言うなよ」

 

「じゃあお前が考えろよ」

 

「お前の誕生日だろ?!お前がしたいことしろよ!!」

 

「あったら言ってるだろ?本当に馬鹿だな美咲は」

 

「クソザル…‥お前表で…‥ダメだ、喧嘩した草薙さんにぶっ飛ばされる」

 

「チッ…‥」

 

「とりあえず部屋戻るぞ」

 

 

 

まるで前から此処にいるかのように堂々と廊下を歩く八田に、また懐かしいと思ってしまった。

ああ、もういい加減にしろよ。

眼鏡を外して眉間を押さえると八田の後を追った。

部屋に戻ったところで特段やることも無い。

床に寝そべる八田の横に腰を下ろすと、タンマツを弄る。

会話も無く、ただ時間だけがゆっくりと過ぎていく。

 

 

 

「…‥なあ」

 

「ん」

 

「お前さ…‥コレ直せる?」

 

 

 

そう言って八田が差し出したのはかつて伏見が作ったタンマツ操作が出来る腕時計だった。

伏見はそれをじっと見つめると手に取った。

 

 

 

「直すって、俺が作ったんじゃん…‥つーかこれ使いすぎだろ」

 

「べ、別にいいだろ!!…‥使いやすいし」

 

「当たり前だろ。馬鹿なお前でも操作できるように作ったんだから」

 

「んだと?!」

 

「で、何処が悪いんだよ」

 

「いや…‥悪いってか、最近画像がなんか荒くてメールとかの受信とかに時間が掛るんだよ」

 

「そりゃあ、タンマツの方はシステムアップデートしてるけどこっちはそんなのしてねぇからな…‥」

 

 

 

伏見は立ち上がりデスクに座るとパソコンを立ち上げ、時計の裏蓋を外す。

寝そべったままそんな伏見を眺めていた八田が床に置かれた伏見のタンマツを手に取り、少し体を起こした。

 

 

 

「猿比古」

 

「んな直ぐ出来ねぇぞ」

 

「お前のタンマツ音楽とか入ってねぇの?」

 

 

 

暇なんだけど、と言う八田に舌打ちを打つとその手からタンマツを奪い音楽プレーヤーを起動させるとイヤホンを差して投げる。

 

 

 

「その画面以外弄るんじゃねぇぞ」

 

「おう」

 

 

 

イヤホンを耳に入れると八田は薄い座布団を枕にして再び寝転がった。

流れて来る懐かしい音楽。

ああ、コイツまだこのバンド好きなんだ。

あの頃はよく2人で聞いていた。

声も、歌詞も、全てが体に溶け込んでいた。

今はただ、懐かしいとしか思わないのはきっと自分が成長したからなのだろう。

チラリとパソコンに向かう猫背に目をやる。

いや、でもきっとコイツも変わったんだろうな。なあ、サル。

声を掛けようと口を開いたが、軽く息を吐くとタンマツの音量を上げ目を閉じた。

 

 

 

 

*******

 

 

 

 

ただ、黙々と作業をしていた。

プログラミングをやり直し、タンマツが自動更新された時は同期できるように改造した。

どうせ美咲が使うツールなんて幾つかしかない。無駄なプログラムはパフォーマンスの邪魔になるから削除。画質の問題はパーツも無いし大幅な改良は出来なかったが画像の解析度を上げる為、全てのバックアップデータは圧縮してSDに保存するように設定。

キャッシュの削除もこまめにしないだろうから、3時間毎に自動削除するプログラムを組み込んでおいた。

そして気付いたら、時刻は17時を少し回っている。

よく文句を言わなかったものだと、振り返ったら案の定八田は眠っていた。

 

 

 

「…‥オイ、出来たぞ」

 

 

 

立ち上がりつま先で八田の頭を軽く蹴るが、全く起きる気配が無い。

時計とタンマツを机の上に置くと、八田の隣に腰を下ろす。

久しぶりにこの寝顔を見た。

手を伸ばせば触れられる。近く、遠い距離。

この距離にもどかしさと苛立ちを感じたのはいつだったか。

 

 

 

「起きろよ」

 

 

 

そう言いながら八田の頬を軽く引っ張る。

昔よりは痩せてはいるが、柔らかく程よい弾力がある。偶に高級料理店で頬肉のシチューとか言うメニューがあるが、解る。きっと美味いだろう。

 

 

 

「おい、起きねぇと食っちまうぞ」

 

 

 

両頬を引っ張ると流石にうなされ始め、思わず笑ってしまった。

手を離し、ゆっくりとカウントを始める。

確か秋だった。

放課後の教室、俺と美咲以外誰もいなかった。

2人でイヤホンをして音楽を聴いていたら、美咲がうとうとしだしてアルバムの後半辺りで寝始めた。

あの時も、同じように心の中でカウントをした。

数字が減るごとに、心拍数が上がった。

あの時の俺と、今の俺は確実に違うのに。

違わなきゃいけないのに、まだ俺の中には変われずに在る部分が残っていたようだ。

馬鹿じゃねぇの。

自分に吐き捨てつつ、カウントダウンがゼロになった瞬間。

俺は美咲にキスをしていた。

鮮明に蘇るあの時の感触にゾクリとした。

 

 

 

「…‥くだらねぇ」

 

 

 

今日一番深い溜息を吐くと眼鏡をテーブルに投げ置くと寝そべる。

寒い、と零すと八田の体を引き寄せ片耳に外れたイヤホンをした。

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

まるで映画のワンシーンのようにパッと目が覚めた。

たまにある。目をこすり、見慣れぬ天井から視線をそらし自分の体に回された腕の主を辿る。

 

 

 

「猿比古…‥?」

 

 

 

名前の主は驚くほど直ぐ真横で眠っていた。

ガキの頃は寝付きは悪いわ、眠りは浅いわでいつも寝不足のような顔をしていた。

眠ったかと思っても眉間に皺を寄せて苦しそうで、思わず何度か起こしてしまった事があった。

けれど、今は余程心地がいいのか安らかな寝息をたてている。

そんな伏見を起こさないように八田はゆっくりと体を起こすと二段ベッドから毛布を引きずり下ろし、伏見の体にかけた。

タンマツを見ると18時少し前。もう少ししたら起きるだろう。

 

 

 

「…‥お疲れ」

 

 

 

穏やかな寝顔であっても目元の隈は隠せない。

そっとその目元に触れるとそのままわしゃわしゃと髪を撫で、また寝転ぶと外れたイヤホンをつけくすんだ天井を見つめた。

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

夢を見ていた。

どんな夢かは覚えていないけれど。悪くはなかった気がする。

そんな自分の目を覚まさせたのはタンマツのバイブレーションだった。

ディスプレイには室長の文字。

体を起こし通話のボタンを押す。

 

 

 

「伏見です」

 

『宗像です。どうですか?楽しめていますか?』

 

「…‥要件は?」

 

『ふふ、1階にある多目的室に八田美咲君と一緒に来てもらえますか?』

 

「チッ…‥行かないって選択肢は無いんでしょ」

 

『その通りです。では、お待ちしています』

 

 

 

電話を切ると、何やら視線を感じた。

 

 

 

「…‥起きたんなら何か言えよ」

 

「今起きた」

 

「…‥室長に呼ばれたから行くぞ。っとその前にタンマツの説明するから」

 

「そう言えばそうだったな。てか出来たのか?」

 

「お前が涎垂らして大人しくしてたお陰でな」

 

 

「テメェ…‥で、なんか変わったのか?」

 

「1回しか説明しないからな」

 

 

 

八田が起き上がると自然と体の距離が近付く。

その時、自分の体に掛っていた毛布の存在に気付いた。

美咲とだったら、気持ち悪く無いんだよな。

自分より高い体温の心地よさに気付いてしまった時にはもう遅かったんだ。

 

 

 

「サル?」

 

「…‥先ずは本体との同期の仕方だけど」

 

 

 

今日はやたら余計な事が頭に浮かんでくる。

手短にタンマツの使い方を教えると、嫌な予感しかしない多目的室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「伏見です」

 

 

 

一応、ドアをノックすると中からどうぞと声がする。

ノブに手を掛けるが、もうこの時点で気分が重い。

するとさっさと開けろよと八田がドアを開けてしまった。

室内は真っ暗だった。

 

 

 

「猿比古」

 

 

 

俺の名前を呼ぶと同時に、横にいたはずの美咲の気配が消える。

その時、俺は自分でも信じられないくらいの反射神経で離れていく美咲の気配を指先で掴んだ。

 

 

 

「えっ?」

 

「伏見さん誕生日おめでとうございます!!!」

 

 

 

美咲の困惑した声と同じタイミングで日高の間抜けな声が響くと、室内の電気が点いた。

クラッカーと拍手の音がしたかと思えば止んだ。

 

 

 

「なっ…・・にしてんだよ…‥テメェ…‥」

 

 

 

腕の中で美咲が顔を真っ赤にしながら呟く。

いや、俺だって解らねぇよ。

離れていく美咲の手を咄嗟に掴んで勢い余って抱き締めたら部屋の明かりが点いて、俺の誕生パーティーをしようとしていた上司と部下達が固まっているこの状況がもう答えなんだろうけど.

 

 

 

「伏見君が喜んでくれたようで何よりです」

 

 

 

室長の言葉に我に返ると2人して飛び退くように体を離した。

室内を満たす何とも言えない空気を俺は一生忘れないだろう。

その後は、まあ用意された飯食って有難迷惑なプレゼント貰って美咲は帰った。

帰り際、振り返ったアイツが何か言いたそうな顔をしていたが無視して寮に戻った。

風呂に入って部屋に戻るとあと1分で日付が変わる。

もう直ぐいつも通りの日々が帰って来る。

もう、戻らない。

戻れない。

タンマツに目を落とすと新着メールが1通届いていた。

登録していないアドレスから。

誕生日おめでとう、の一言だけだった。

 

 

END.